2023.4.17
この度、優良ふるさと食品中央コンクール(主催:一般財団法人食品産業センター 後援:農林水産省)において国産畜水産品利用部門(2022)農林水産省大臣官房長賞 を受賞。
松江市宍道町に本社を置く株式会社SOL JAPAN(代表取締役:田中真一)は地元飲食店、福祉、保育施設等への納品業務が主であったが、人口減少が進む中、地元商圏での価格競争など同業他社との競争は互いのデメリットになっていくと考え、「島根のSAKANAはおいしい。」そんな離れた地での食の喜びを創っていくことを目的とし、島根県外、海外への販路開拓に数年前より取り組む。
「あごごま」誕生のきっかけ
コロナ禍直前に本社移転。経済活動が停止する中、魚の流通も鈍化し、一般消費者に向けての商品開発を考える。また、以前より、魚市場に出荷される様々な魚類の有効活用、付加価値向上を考えており、使途が限定された魚類、一般には出回らないおいしい魚を原料とした製品を複数考案。そんな中、島根県魚であるトビウオが一番の発信力になると考え、当社食品第一号として「あごごま」が誕生。 出雲の國、神々が集う地域、七福神にちなみ7種のフレーバーを開発しました。島根県魚のトビウオを主原料にできるだけ島根の食材を使用したいという想いからフレーバーの大半を島根産で選定。
このような食品の中でも、主原料が島根産と言うのは実は稀少。購入された消費者の想いが産業の支え、発展、漁業従事者のやりがい、雇用の創出に大きく貢献できる商品と考える。
“あごごま” からさらに
あごごまが誕生し、そんな目的や夢を語り、発信すると同じ想いを持つ人との御縁も繋がるす。2022年には松江商業高校商業研究部が強く興味を示し、地元愛を感じる活動姿勢に感動し、何か共に製品づくりができないかとの打診をもらい、試行錯誤で誕生したのが「じゃこごま(焼肉のたれ味)」。産学連携での開発は初の取り組みだが、多くの一般消費者の感激と、郷土愛を創出した。
現在、独自で漁業課題、付加価値向上だけでなく地元農産物を使用した製品創りを計画、初夏リリース予定。
地元の企業が、地元で事業活動する目的の一つは、事業活動を通して、地域産業の活性、発展と雇用創出。
そのためには食に関わる事業が大切にしなければならないことは「食の喜びを考えること」「食の安全を守ること」「働く人たち(一次産業従事者、当社スタッフ)のやりがいをつくること」の3つ。あごごまを通してそんな社会貢献活動を実行していきたい。
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