BUSINESS
事業紹介
グローバルシチズン内灘
「グローバルシチズン内灘」の作業例
🐱「猫の爪とぎ箱」の製作、販売
📛「缶バッジ」や「缶マグネット」のデザイン、製作、販売
💻パソコン作業(入力代行など)
📖古本販売(Amazonで販売)
🔷贈答用などのタオル畳みや包装
🌺その他
肉球デザインのコースター製作
イベント出店など
猫の爪とぎ箱
就労継続支援B型事業グローバルシチズン内灘(うちなだ)
「猫の爪とぎ箱」誕生ストーリー
こんにちは。
私たち、石川県河北郡(かほくぐん)内灘町(うちなだまち)に事業所のある『グローバルシチズン内灘』(就労継続支援B型)では、通所している利用者さんと一緒に、段ボール紙を使った「猫の爪とぎ箱」を製作しています。
爪とぎを作ろうと思ったきっかけは、ふたつあります。
一つ目は、私たちも、日頃から保護猫のお手伝いもさせていただいており、猫を飼っている方々から、「爪とぎは消耗品だし、もっと安く手に入ったらいいのに・・・」という声が寄せられたためです。餌代や医療費のほか、爪とぎなどの消耗品にもお金がかかるため、そうした方々のお役に立ちたいという思いからでした。
二つ目は、令和6年元日に発生した能登半島地震です。
あの日、今までに経験したことのない大きな揺れに見舞われ、能登半島を始め、私たちの事業所がある内灘町でも甚大な被害を受けました。被害状況が明るみになるにつれ、人間だけではなく、ペットも行き場を失っているということを知ったのです。私たちも何かお役に立てることはないかと考えた結果、猫の爪とぎの製作を始めました。
製作にあたっては、爪とぎをお買い求めになる方々のことを考え、次の五項目を目標に掲げました。
第一に、安価であること
第二に、出来るだけ長持ちすること
第三に、軽くて持ち運びが楽なこと
第四に、とぎ粕が、部屋に飛び散らないようにすること
第五に、私たち障がい福祉事業所でも出来ること
そう考える中、段ボール紙を使った「猫の爪とぎ箱」の製作に挑戦しました。
しかし、なかなか思うように作れず、何度も失敗を繰り返しました。時にはくじけそうになることもありましたが、震災から1年近くが経過した今、ついに、「猫の爪とぎ箱」を完成させることができました。
「猫の爪とぎ箱」をご利用いただいた皆様から、「安いのに丈夫」、「とぎ粕が散らばらないから、部屋が汚れない」、「軽いから持ち運びが楽」などなど、お喜びの声が寄せられ、利用者さんと一緒に感激しています。
これまでも、たくさんの方々から助言や応援のお言葉をいただきましたが、その中でも、障がい者の就労支援にも深いご理解をいただいている「NPO法人 猫の避妊と去勢の会(理事長 桐畑洋子様)」には、本当に励まされました。
私たちの事業所名「グローバルシチズン」とは、
グローバル(global) ・・・世界、地球
シチズン (citizen) ・・・ 市民
性別や年齢、国や思想などなど、人間一人ひとりに違いはあっても、「誰もが世界市民の一人」との思いから、事業所名にしました。
そして、私たち「グローバルシチズン内灘」で大切にしていることが、「チャレンジド精神」です。障がいの有無などに関係なく、誰人も、何かに「挑戦する権利」があると思っており、その挑戦の一つが、「猫の爪とぎ箱」の製作でした。
一つひとつ、手作業によって制作している「猫の爪とぎ箱」。
皆さまに喜んでいただけるように、これからも一生懸命に作りたいと思います。
なお、「爪とぎ箱」の売上は、利用者の工賃に充当するなど、「グローバルシチズン内灘」の運営にも役立たせていただいております。
大変にありがとうございます。