補助金の事業計画書:多数の事例に関わる
2024/04
多数の事業計画書に関わってきましたが、①審査に通る事と②儲かる事を両立する事業計画書を作成するのは難しいことです。「あぁ、この事業計画書はキレイに書いてあるけれど、本当に儲かるのだろうか?」と疑問を感じる事も多々ありました。そのような事業計画では、例え採択されて補助金が支給されたとしても、結局は会社の発展につながりません。
【補助金を獲得できる事業計画書のポイント】
補助金を獲得できる事業計画書のポイントは、「補助金制度の趣旨に沿った」事業計画を作成する事です。主に①補助金制度の狙い、②審査項目、③補助金制度で対象となる経費の種類(受け取れる経費の種類)を見極め、それに沿った事業計画書を作成する必要があります。
例えば、「新規性」をテーマに掲げる補助金の場合、既存分野との共用は禁物です。「セントラルキッチンによる効率化」を行う場合には新規分野だけが対象になり、既存店への適用は不可なのです(費用として認められない)。新しい設備やサービス提供方法を取り入れたら、既存店・既存分野にも使いたいと考えるのが人情ですが(経営的には常識とも言える事ですが)、そのような事業計画書を作成したならば、採択されない可能性が高いです。
また、補助金制度は継続的に改良されていきます。例えば、当初は「緊急的なコロナ対応」だった趣旨が、「ウイズコロナ」になっていき、さらには「ポストコロナ」へと変わっていきました。こうした、わずかに思える改良に対しても敏感になって事業計画書を作成する必要があります。
これは、上述の「優れた事業計画書(儲かる事業計画書)」である事だけでは足りないのです。
「補助金事業計画書作成支援・代行!業績向上する方法、中小企業向けポイント、メリット・デメリット」
https://katou.info/hojokin/9858/
■さらに詳細な内容はこちらからご確認いただけます。
「中小企業の事業計画」 (一般的な内容です、補助金向けはポイントを絞ります)
中小企業の事業計画-1-入門
https://katou.info/management-qa/3431/
中小企業の事業計画-2-なぜ必要か
https://katou.info/management-qa/3433/
中小企業の事業計画-3-立案の着眼点
https://katou.info/management-qa/3435/
中小企業の事業計画-4-具体的な作り方
https://katou.info/management-qa/1922/
中小企業の事業計画-5-実行に移す場合の留意点
https://katou.info/management-qa/1934/