中小企業の皆様にはとても使いやすく好評であった「事業再構築補助金」ですが、一言で言うと「偏った方々が得をし過ぎなんじゃないのか?」と指摘されていました。
その事業再構築補助金ですが、大幅な改良を加えた上で再開される予定です。
◆使いやすい:ものづくり補助金のように「革新性」までは求めない。建物に使える。
◆偏った方々:ゴルフ練習施設やエステ、サウナ。フルーツサンド販売や自動販売機(無人販売)など。
◆ラストチャンス:次回の第12回公募が最後になる可能性があります。
◆難易度上昇:第11回公募の採択率が従来の半分ほどに下がっています(48%から26%へ)。厳しい行政事業レビューを受けた今後は、AIを活用して「同じような事業計画書」を選び出して適切に処置するようです(コピペ型事業計画書は採択されない可能性が高い)。今までの事業再構築補助金のノウハウだけでは対応できません。
「中小企業庁、コロナ対応基金存続 有識者の「廃止」提言受け入れず」
共同通信3/31(日) 15:59配信
中小企業庁が、新型コロナウイルス禍に苦しむ中小企業支援を目的に設置した基金を2024年度以降も存続させることが31日、複数の政府関係者への取材で分かった。23年11月、国の予算執行の無駄を外部の有識者がチェックした行政事業レビューは「役割は終わりつつある」として「廃止か抜本的な再構築」を提言したが、廃止は受け入れず、基金からの支出が妥当かどうかの審査厳格化にとどめる。
中小企業庁が存続させるのは、20年度に設置した「中小企業等事業再構築促進基金」。20年度第3次補正予算、21年度補正予算、22年度予備費、22年度第2次補正予算から総額2兆4千億円程度を積み立て、23年9月末までに計7万6224社に合計1兆8400億円程度が渡り、5600億円程度が残っている。
コロナ禍で立ち行かなくなった事業から新事業への転換を図る中小企業支援が狙いだったが、実際はゴルフ練習施設やエステ、サウナなど似通った事業計画に補助金を出すケースが目立った。
中小企業庁は23年11月から新規の事業採択を停止している。
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