樽は、ウィスキーやワインや日本酒などの熟成に極めて重要な影響を与えます。その樽の持つ香りは、木の種類、育った環境、乾燥方法とその期間、トーストの焼き方と程度などによって左右されます。特に乾燥期間は、シーズニングと呼ばれ樽の品質を左右する極めて重要な工程であり、樽のテロワールと言えます。
ルーマニア原産のアカシア材は、樹齢が25-30年とオーク材と比べると若く、一般的に加水分解型のエラジック・タンニンの含有量が少なく、シーズニング期間も12ヵ月程度と短めです。この木材は、バニラの香りに関連する芳香族アルデヒドを多く含み、時間の経過とともにフローラルな香りを高めます。
※ご要望に応じて特にウィスキー蒸留所様向けにチャー(アリゲーター・チャーのレベルまで可)を行うことも可能です。