225Lと500Lのフレンチオーク樽を使ってSB90%,SE5%,ミュスカデル5%の白ワインに与える影響を調べたとのこと。
結果、フェノール含有量は樽のサイズによって変化はなかったものの、ウィスキーラクトン(ココナッツなどの香り)の中でtrans-whiskylactoneは(ウィスキーラクトンは2種類あり、cisとtrans。前者は、香りが強く、後者は複雑性に寄与)225L樽の方が500Lより19倍も多く検出されるケースもあったようだ。
樽のサイズが与える影響は樽の表面積とワインの量との関係性から想像はできるが、赤ワインに対する研究は行われていたようだが、白ワインに対してはあまり行われてこなかったようだ。
この研究の結論は、SBにはウィスキーラクトンの影響をあまり与えずフルーティさを表現する為に500Lを推奨するとなっている。
品種ごとに相性のいい樽のサイズがあるのは非常に興味深い。
https://wineindustryadvisor.com/2025/02/21/ives-study-does-barrel-size-influence-white-wine-aging-quality/?utm_source=AfternoonBrief&utm_medium=newsletter&fbclid=IwY2xjawKQ1XxleHRuA2FlbQIxMQBicmlkETFlcTROMlZMNExBN2o1aEh1AR6SM0GjGOz6AP1G8MLcDHxopwKGEiPSTT2-PL4KCwi-DWUyQcaKeN3b0hpXwg_aem_JHTi7MWIiyMC61wckqmfBg
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