地盤調査(現位置試験)BUSINESS
平板載荷試験
地盤の極限支持力度を測定することにより構造物の安定性を検証します。測定結果からは、地盤の極限支持力、許容支持力、地盤反力係数が判ります。(支持力特性)また繰り返し載荷することで、変形特性か判ります。なお、構造物の設計地盤反力度により反力の重量が変わります。
スクリューウェイト貫入試験(旧スウェーデン式サウンディング試験)
1000Nのおもりを乗せ回転させることにより、静的貫入力(Wsw・Nsw )を測定し、換算N値、換算長期許容支持力度を算出 し、深さ方向の支持力度を確認します。ここで、地中応力は直線的に分散するという慣例的手法で、構造物の地盤反力度を深度毎に求め、試験で得られた支持力度と比較することにより評価を行います。
σz=P/(1+2(Z/B)tanθ)+ɤ・Z・・・(公社)日本道路協会”道路土工 擁壁工指針”
ここで、 σz:深さZにおける地中での鉛直地盤反力度(kN/m2)
P:構造物底面の有効幅における鉛直地盤反力度(kN/m2)
Z:構造物底面からの深さ(m)
B:構造物の底面幅(m)・・・短辺
θ:荷重の分散角(°)・・・30°
γ:地盤の単位体積重量 (kN/m3)
なお、適用地盤は長期許容支持力度120kN/m2以下、試験深度は10mまでとなります。
簡易支持力測定器(キャスポル)
ランマ-(重錘)を所定の高さから地盤に自由落下させたときに生じる衝撃加速度の最大値とCBR値、 K30、qu値、C(粘着力)、∮(せん断抵抗角)を相関させる衝撃加速度法を基本原理としています。 NETIS登録No,-980055-V
(1)CBR値・・・従来CBR試験装置および、反力装置を使用し現場CBR試験として実施していました。しかし、キャスポルを使用することにより短時間でCBR値を測定できます。
(2)K30・・・・従来、道路の平板載荷試験として反力装置を用い測定していました。しかし、キャスポルを使用することにより短時間でK30を測定できます。なお、締固管理として試験盛土時の現場密度試験(D値=締固め度)との相関の関係確認が推奨されています。
(3)cq値(コーン指数)従来、トラフィカビリティの確認のためコーンペネトロメータを用い実施していました。しかし、キャスポルを使用することにより短時間で精度よくcq値を測定できます。
(4)支持力測定・支持力測定は地盤の平板載荷試験(JGS1521)を原則としますが、反力装置が設置できないカ所等ではキャスポルを使用しC及び、∮を測定することにより支持力度を算出します。
粘着力(C)
粘性土地盤に適用し∮=0として、支持力公式により極限支持力、許容支持力を算出します。
せん断抵抗角(∮)
砂質土地盤に適用しC=0として支持力公式により極限支持力、許容支持力を算出します。
キャスポルによる測定は施工管理に広く用いられています。
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