株式会社シロマ
会社イメージ画像

事業内容BUSINESS

有機肥料・グラウンド用土・庭園用土・培養土・花と野菜の土を自社ブランドとして製造・販売


有機肥料・グラウンド用土・庭園用土・培養土・花と野菜の土を自社ブランドとして製造しております。  堆肥はホームセンターなどでも販売しているので、ご存知の方も多いと思いますが、「土」を元気にする肥料のことです。私どもでは牛糞と木をこまかくしたチップをあわせてつくっています。堆肥をつくるには水と空気と有機物が必要で、その3つのつながりがあってこそ発酵し、いい肥料になります。 沖縄県 南城市 土と肥料の専門店 株式会社 城間農場 代表 城間由規  発酵は大きく分けると2つあり、酸素を利用して発酵する好気性菌での発酵と、空気(酸素)が苦手な嫌気性菌での発酵です。嫌気性菌での発酵は、雑菌(O-157など)で発酵が進みますが、分解速度の低下、温度上昇の抑制、原料phの低下、悪臭源の生成など堆肥には不向きなため、堆肥をつくる場合は、その嫌気性菌をおさえるため、好気発酵といって空気を送ることにより好気性菌を増やし発酵させていきます。空気を送る方法は送風で送る方法と、切り返しといって混ぜた原料を山にして発酵させていくなか、ある一定期間すぎると移動させる方法です。その作業を行なうことで空気(酸素)を取り込む方法なのです。 切り返しは、発酵していくと空気が減っていくので、何回か行なって好気発酵をすすめていくことでまんべんなく発酵させる方法です。この切り返しは単純に空気を送るだけでなく、水分がないと発酵しないため調整が必要です。また、空気があるときに分解する菌と、空気がないときに分解する菌の2種類があり、この2種類がうまく働くようにすることで、2~3ヶ月でやっと堆肥として使えるようになります。それでも私たちが行なっている木のチップを混ぜてやる場合、木のチップ自体は3年で使えるようになると言われています。そこで、畑に入れた後もうまく分解していくように、チップを細かくする工夫をしています。  それをすることによって発酵も短くなりますし、空気の層や水分調整がしやすく早く栄養になるので、土が早くよくなる効果があります。  家庭菜園で問題になるのが土の処分です。育ちが悪くなった土をすぐ新しく変えると、前の土がゴミとなり産業廃棄場に行くのですが、土は燃やしても、水分を飛ばすぐらいで、小さくならず残ってしまいます。これが、どんどんゴミ捨て場に入っていくと、スペースがなくなっていき、ゴミ捨て場の問題がいきづまっていく原因の一つになると思います。  そこで堆肥が役に立つと思います。一般的に堆肥=効く(植物が育つ)というイメージがあるのではないでしょうか。堆肥は土をよくするためのもので、これを入れたからいきなり植物が大きく育つということはないのですが、土が悪くなり育ちが上手くいかなくなった場合、堆肥を入れると土は柔らかくなり根がはりだしやすく微生物が活性化して、そこから化学肥料を入れるとまた使えるようになるのです。それを知らない方が多いので、悪くなったら新しい土をというイメージをなくしたいですね。  今まで培ってきた経験から、このようにして、これぐらい置いておけばいい堆肥が出来るというノウハウがあります。 私どもの自信のある堆肥から環境問題の改善の一つになればと思っています。