【握れば拳、開けば掌】
『握れば人をなぐる拳(こぶし)となり、開けば人の頭をなでる掌(てのひら)となる。』
意味
物事は、その人の気持ちの持ち方や、その場の状況及び見方によって、 変化するということのたとえ。
解説
人の手は、握りしめれば、人をなぐるこぶしになり、手を開けば、 人をなでるてのひらになる、ということから生まれたことわざ。 同じひとつのものでも、その人の思いにより変わってくることを言っているようで、 憎ければ、こぶしになり、いとしく思えば、手のひらになる、という意味。
この絵に込めた思い
拳は力強さを表すため男性の手をイメージ
掌はすべてを包み込む柔らかさを表すため女性の手をイメージ
拳も掌も使い方によっては、人を傷つけることができます。
生きていれば本人が意識して、あるいは意識せず誰かを傷つけるような言動となり、拳で殴るかの如く、人を傷つけていることが往々としてあります。
自身又は誰かの言動が拳となり誰かを傷つけていると気付けたならば、すべてを優しく包み込むような掌(器)となり接してほしいという思いを込めております。
保身の為に人を傷つけようとするグー(拳)は
すべてを許容するような大きなパー(掌)に勝てない
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