BUSINESS
事業内容
「美枝紙」の販売と商品開発
・地域の未利用資源であるりんごやさくらの剪定枝等木材を原料にした「美枝紙」の作製・販売(写真はりんご剪定枝のチップ)
・「美枝紙」を使ったお土産品など紙製品の企画・販売
りんご美枝紙を使った弘前大学ねぷたのカプセルトイ
未利用資源である剪定枝等のりんごの木を原料にした「りんご和紙」を用いた組み立てミニチュアねぷたキットのカプセルトイを商品化しました。まずは弘前大学ねぷたの令和2年から令和5年までの4種を発売します。また、今年運行のねぷたも発売する予定です。
弘前ねぷたまつりの合同運行が中止になった令和3年と合同運行に参加しなかった令和4年に描かれていたねぷた絵は、未発表の「幻のねぷた絵」(津軽伝統ねぷた絵師・聖龍院龍仙先生の作品)であり、本商品で初めて公開されます。
なお、カプセルトイの売り上げの一部は、運行団体である弘前大学とねぷた絵師に還元します。
【価格】
1回1,650円(税込み)
【作者】
津軽伝統ねぷた絵師 聖龍院龍仙 先生
【画題】(年/鏡絵/袖絵/見送り絵/備考)
・令和2年/神農疫病滅敵図/風神・雷神/西王母/中三・弘前店で期間限定展示
・令和3年/三国志「孔明と五虎大将の図」/雷神 孫夫人/初公開
・令和4年/三国志「木鹿大王難を封じる図」/風神・雷神/唐美人/初公開
・令和5年/三国志「福神. 干吉霊孫策を悩ます図」/雨過天晴/喬氏
・令和6年/三国志「黄忠炎中奮戦之図」/風神・雷神/唐美人
【販売店情報】
・弘前大学生協SHAREA(シェリア)店(弘前大学文京キャンパス)
・ 同 FERIO (フェリオ)店(同本町キャンパス)
・津軽藩ねぷた村(弘前市亀甲町61)
・株式会社弘前物産パルシー(弘前市表町2−11 アプリーズ 1F)
※大学生協の店舗情報(学外の方もご利用いただけます)
https://www.hirosaki.u-coop.or.jp/guide/store/
※津軽藩ねぷた村
http://neputamura.com/
※弘前物産パルシー
https://appliese-abc.com/shop/%e5%bc%98%e5%89%8d%e7%89%a9%e7%94%a3%e3%83%91%e3%83%ab%e3%82%b7%e3%83%bc/
「美枝紙」のストーリー
青森県はりんご生産量日本一ですが、剪定枝については、薪などの燃料として使われている以外はほとんど有効活用されていません。また、さくらは一大観光資源となっていますが、剪定枝については、薪などでの利用の他は、家庭で花見を楽しむために一部が市民に配布されている程度で、花見の後は廃棄物として処理されているのが現状です。りんごやさくらは青森県の主要な観光資源であるため、この未利用資源である剪定枝を活用することができれば、新しい価値を創造できると考えました。
一方、和紙はねぷたや津軽凧など伝統工芸品に多く使われていますが、東北では唯一和紙の産地がありません。
そこで、りんごやさくらの剪定枝等木材を用いて和紙を作製し、ねぷた、津軽凧など伝統工芸、お酒のラベルや絵はがき、など紙製品の他、紙漉き体験ツアーなどの観光資源化としての活用を目指し、コロナ禍で低迷している青森の観光地としての魅力再発見、価値向上を目指すための活動として、令和2年10月にひろさき産学官連携フォーラム内に「りんご/さくら和紙研究会」(会長:弘前大学教育学部 准教授 廣瀬孝)を設置しました。本研究会の取組みは、公益財団法人むつ小川原地域産業振興財団の研究助成に3年連続で採択され、りんご/さくら和紙の普及を行ってきました。
「りんご/さくら和紙研究会」の成果を社会実装するために、令和6年3月15日付で合同会社美枝紙を起業しました(同年5月に弘前大学発ベンチャーとして認定)。