金属の結晶粒微細化と温間鍛造技術

金属の特性向上させるRMACREO技術と金型加熱による鍛造技術

金属特性向上技術RMACREO

CREOは捻り加工と熱処理を組み合わせた技術で、結晶粒の微細化や固溶強化、析出物の微細分散等で金属棒材の高強度・ 高靭性化を実現します。対象は【鉄鋼・アルミニウム・マグネシウム・チタン・銅合金】等の大半の金属で効果が得られ ます。材質を変更することなく、加工熱処理で特性を向上させる技術です。またCREO処理によって加工性向上が可能です。 材質によって処理条件が異なりますが、当社は多様な材質の豊富な処理実績に基づいてアドバイスさせていただきます。 RMACREO装置は直径3mmの素材を処理する小型装置から直径95mmの大口径の棒材までの装置実績を持っています。

型加熱鍛造技術/装置RMAALBA

複雑形状・特性向上可能な金型加熱鍛造RMAALBAは、金型加熱によって非常に複雑高精度の鍛造を可能にする新鍛造法です。また素材加熱と金型加熱を制御することで、従来行われてきた鍛造後熱処理を加工中に行って高強度・高靱性を得ることが可能になります。またCREOと組み合わせる事で、更なる強度や靱性の向上がはかれます。 当社では豊富な技術蓄積に基づいて、材質毎に処理条件を御提案することが出来、当社保有の金型加熱装置付きの6軸油圧プレスでの試作検証が可能です。 歯車の鍛造プロセスの特許が成立しました。【特許第7022697号】

チタンスプーン&レーザーマーキング

人に優しいチタンスプーン。チタンはステンレスの1/2と軽量で人工骨に使われるほどの安全性が高くアレルギー性も心配ありませんが、素材が高価で加工が難しいためチタンスプーンは殆ど市販されてきませんでした。当社はCREO技術と金型加熱を用いたALBA技術により、高いデザイン性を実現したスプーンを実現しました。 スプーンにはカレー用とアイスクリームスプーンがあります。 チタンスプーンにはレーザーマーキングでマークやお名前を美しく描くことが出来ます。1本1本それぞれにマーキングすることが出来ますのでプレゼントに最適です。2021年10月には福岡県主催の福岡デザインアワード2022に出品し、最高賞の大賞を受賞することが出来ました。

熱処理型アルミニウム合金の高強度化

実用合金として最高水準の強度を実現する実用プロセス【新RMACREOプロセス】を開発しました。【結晶粒微細化】と【熱処理】の同時処理をするもので、熱処理型アルミニウム合金の強度向上を実現できました。(特許出願中)沖縄県工業技術センターに材料特性評価していただき、特にA6061では440N/mm2の最高水準強度を得ています。実用化を進めると共に、更なる高強度化を進めていきます。また本プロセスは、他の熱処理型の金属材料についても適用が期待できると期待しています。