宮田医院
医院紹介
院長ごあいさつ
犬山市で宮田医院を開院している院長の宮田史行です。
昭和51年に宮田昌彦前理事長が開院(平成13年法人設立、平成21年大規模リフォーム)し、地域に根ざした医療を行なっております。
消化器疾患を含めた内科全般、高血圧症、高脂血症、糖尿病などの生活習慣病の診断治療に力を入れています。
また、循環器科専門医(月曜日16時~)、整形外科・リウマチ専門医(金曜日16時~)による専門外来も行なっています。
さらに精密検査や入院が必要な場合は、適切に連携病院等に責任を持って紹介させて頂きます。
当院は診療情報を取得・活用することにより質の高い医療の提供に努めています。
正確な情報を取得・活用するため、マイナ保険証の利用にご協力をお願いいたします。
院長経歴
経歴
東海高等学校卒業
近畿大学医学部(平成5年卒)
中部労災病院(名古屋大学医学部消化器内科入局)
袋井市民病院消化器内科医長
名古屋大学医学部附属病院 消化器内科医員
津島市民病院消化器内科
取得資格
日本内科学会総合内科専門医
日本内科学会認定内科医
消化器病学会専門医
消化器内視鏡学会専門医
医師会認定かかりつけ医
所属学会
日本内科学会
日本糖尿病学会
日本消化器病学会
日本消化器内視鏡学会
日本肝臓病学会
検査機器
当院では高性能の内視鏡機器を使用しています。
大学病院、総合病院と同等のOLYMPUS社製内視鏡システム(EVIS LUCERA ELITE)を導入。
通常の白色光以外にNBI(Narrow Band Imaging:狭帯域光法)という特殊光を用いることによって食道がんや大腸がんなどの早期発見診断に努めています。
・GIF-1200N先端径5.4ミリと細径ながら通常径の最新機種と同等の高画質のハイビジョン対応の胃カメラ。
・GIF-HQ290 先端10.2ミリであるが通常観察と40倍の近接拡大観察ができる高画質のハイビジョン対応の 胃カメラ。
・PCFH290ZI 大腸カメラにしては先端部11.7ミリと細径ながら最大倍率110倍の光学ズームを搭載し、微細な血管や粘膜の表面模様までをリアルに再現するハイビジョン対応の大腸カメラ。
・PCFH290I 大腸カメラにしては先端部11.7ミリと細径で挿入性に非常にすぐれたハイビジョン対応の大腸カメラ。
大腸カメラは硬度可変式です。通常は一番柔らかい状態で使用し、必要時に硬くすることもできます。
日帰り大腸ポリープ切除も施行しています。
内視鏡用炭酸ガス送気装置(大腸内視鏡検査時に、これまでの空気のかわりに炭酸ガスを送気します。
炭酸ガスは空気に比べ、極めて生体吸収性に優れていますしっかりと観察するためには十分な送気も必要です。観察時に送気してもすぐ吸収されるため、おなかの張りがすくなく患者さんの負担が軽減されます。)
内視鏡洗浄消毒器
上部消化管造影検査、注腸造影検査
頸部(甲状腺疾患の診断や動脈硬化の指標の一つとして重要です)・腹部・心臓超音波検査
(消化器、心臓、体表臓器、泌尿器、血管領域に認定資格を持つ臨床検査技師と院長が担当します)
糖尿病検査(一滴の血液、約一分で血糖、HbA1cが測定できます)
血液検査装置(血算、CRP、PT-INR)、脈波装置
心電図、24時間心電図、24時間血圧、レントゲン検査、X線骨密度測定、肺機能測定器、一酸化炭素測定器(禁煙外来にて使用)
日帰り大腸ポリープ切除
日帰り大腸ポリープ切除の方法としては、大腸ポリープを焼灼せずに切除するコールドポリペクトミーを導入しています。これまで、大腸ポリープ切除は電気を流し焼き切る方法が行われてきました。コールドポリペクトミーでは焼かずに切除するため、後出血や穿孔のリスクが極めて低くなります。
クリニックでの大腸ポリペクトミーは、通常大きな大腸ポリープを切除することができません。
大きいポリープでは比較的太い血管があるため術中や術後に出血などの合併症の危険が高くなるからです。
大きな大腸ポリープや太い茎があるポリープに関しては、関連の病院に紹介し安全に切除してもらうようにしています。
生活習慣病
生活習慣と特に関係の深い代表的な病気として
糖尿病、高血圧、脂質異常症があります。
当院ではこれらの病気について積極的に治療を行っています。
特に気をつけたいのは、動脈硬化です。
動脈硬化による脳梗塞、心筋梗塞は日本人の死因の上位であります。
当院では適宜、頸部エコーや脈波図により太い血管の動脈硬化を評価をしています。
糖尿病
糖尿病は高血糖により太い血管を傷つけることによる、脳梗塞、心筋梗塞などの原因になる以外に、細い血管や神経を傷つけ3大合併症を引き起こします。
糖尿病性網膜症(失明に至ることもあり症状が出る前から眼科での定期的な眼底検査が必要です)
糖尿病性腎症(腎臓の機能が失われると透析治療が必要となります)
糖尿病神経障害(手足のしびれや痛み感覚マヒなどが起こります。足の傷に気づきにくくなり壊疽に至ることもあります)
検診や人間ドック等で耐糖能異常や糖尿病疑いを指摘された患者様などに対して糖負荷試験を施行しています。
糖負荷試験は2時間の検査時間が必要のため、その時間を利用して、食事や運動などの生活習慣を詳細に問診してその後の指導の参考にさせていただきます。
糖負荷試験を行うと糖尿病なのか、境界型なのか、正常なのかがはっきりとわかります。
また、血糖を下げるホルモンであるインスリンの出が悪いのかインスリンの効きが悪いのかなどが糖尿病の主因がわかり、その後の治療につなげることができます。
院長は日本糖尿病学会に所属しており、積極的に糖尿病関連の講演会に参加しています。内服治療、インスリン治療、GLP-1受容体作動薬内服、注射治療。GIP/GLP-1受容体作動薬の週に1回の自己注射治療など行っています。
痛くなく安全にできる大腸カメラのために
大腸カメラを痛くなくできるように当院では非常に配慮しています。
・できるだけ軸保持短縮法で挿入(腸を畳んでのばさないように挿入する方法で痛みが少なく腸にかかる負担も少ないため安全性も高い)
・腹部圧迫については、軸保持短縮法で腸をできるだけのばさないために必要となることがありますが、ほとんどの場合は患者様ご自身の手でできる範囲で腹部を圧迫して頂きます。患者様ご自身ですることによって圧迫による痛みが出るのを予防しています。圧迫が効かない場合に看護師に圧迫に介助をしてもらいます。
・必要に応じて水浸法を使う(少量の水を内視鏡から注入、吸引を繰り返しながら挿入)
・炭酸ガス送気装置(空気の代わりに炭酸ガスを送気)
・患者さんのご希望や、緊張が強い場合などに応じて鎮静剤使用することがあります。
他にもまだまだこだわりがあるのですが、ポイントについて上記にまとめてみました。
大腸腺腫発見率(ADR)とは?『質の高い大腸カメラを目指して』
大腸カメラを楽に受けることができるだけでは実は不十分といえます。
大腸カメラの代表的な指標として大腸腺腫発見率(ADR)があります。
大腸カメラで大腸がんになりうる腺腫を見つける割合のことを言います。
これはどれだけ質の高い検査を施行しているかの目安となります。
ADRが1%上昇すると、その後の大腸がんを3%減少できる可能性があることが報告されており、非常に重要な指標であるといえます。
このADRをホームページで公表する大腸カメラを行う施設も増えてきました。
一般的にはこの数値が40%以上あれば検査精度が高いといわれていますが
当院でのADRは令和4年度 64.3% 令和5年度 65.6%と優秀な成績でした。