弊社は昭和45年に、先代の米口守によって「米口農園」として創業しました。 もともとは兼業農家でお米や野菜を作っていましたが、先代が全国を旅する中で見た 電照菊栽培の美しさに感動し、自身でも電照菊を栽培したいとの思いから 仕事を辞め農業研修を経て、切花農家として経営をスタートさせました。 その後も、大きな災害や社会情勢の変化に見舞われながらも、経営基盤を築き上げ 平成７年には農業生産法人と成り、地域社会へ農家として貢献が出来るまでに成長しました。 そして、平成31年には先代よりバトンを受け、私たち次世代の役割を引き継ぎました。 これからの農業には大きな試練が待ち受けています。 予想される食糧不足に備え植物の安定供給を怠らず、気候変動に対応した作物づくりにも 取り組みます。化学肥料だよりの現在の農業も行き詰まりを見せていますし 少子高齢化により、管理者の居ない荒れ果てた農地の拡大を食い止めることも重要です。 これらの試練を乗り越えるためにも、日々進歩していく技術に意識を向け 共に歩む仲間を増やし、共に成長し続け、現在の農業をより発展させていく必要があります。 そうして私たちは先代より受け取ったバトンを、胸を張って次の世代へ繋げていく決意です。