久留米絣とともに知られる福岡県筑後地方の代表的な織物である久留米織り。江戸時代から続く久留米絣を基に明治初期の染織家である小川トクが創り上げた久留米縞(くるめじま)として今日まで織られています。
明治期には筑後の一大特産品として生産、全国に出荷され、その名は広く知れ亘りました。久留米絣は柄を決めてから、糸をくくり、染めてから織り上げます。織り幅は約38センチほどになりますが、繊細で様々な柄を織ることができます。生地は何度も水をくぐらせており、とても柔らかく風合いが良いのが特徴です。
対する久留米織は、先染めの糸を用い、機械織で強力に織り上げます。できあがる職巾は140〜170センチと広幅になり 色鮮やかな模様とともに、非常に丈夫かつ色落ちにも強いという特長があります。
また、独特の色合いや柄粋を表現するためには詳細な設計図が必要であり、製織にも熟練した職人の技術が必要です。
[NO:6445]
■サイズ:M〜L(服巾:104cm、着丈:72cm)、L〜LL(服巾:112cm、着丈:73cm)
■カラー:紺、グレー、エンジ
■品質:綿100%