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コーヒーのこと

コスタ リカ イエローハニー

2024/10

コスタ リカ イエローハニー
生産地:コスタ リカ タラス地方 農園など:ドンマヨ ラロマ農園(マイクロミル) 精製方法:イエローハニー・レッドハニー 標高:1,950m 品種:カツーラ、カツアイ 【苦味:4 酸味:2】   世界のコーヒー生産地を見ても唯一と言われる“政府がアラビカ種以外のコーヒー豆の生産を禁じる国”コスタリカ。 国がコーヒー生産に誇りを持ち、率先して力を入れているのがうかがえる国ですね。 コスタリカの中央に位置し、標高の高いこの地域には太平洋からの乾燥した温かい風が流れ込み、収穫期の絶好のタイミングで農園に真っ赤なチェリーを実らせます。 火山灰を含んだ土壌と雨の多い熱帯性、乾期と雨期のバランスが良いこの地域の特徴を生かした高品質のコーヒーが安定して生産されています。 今回の精製方法はコスタリカ特有の精製方法で、コーヒーチェリーの果肉と生豆の殻との間にある粘液(ミューシレージ)を残した状態で乾燥させる方法です。残したミューシレージの割合で細かく名前が分けられています。 イエローハニーは50~25%、レッドハニーは80%以上を残して乾燥工程に移ります。 ミューシレージには糖分が含まれているため、乾燥中にコーヒー豆に糖分が浸透し、焙煎時にキャラメル化することでコーヒー豆に甘味や風味がつきます。残したミューシレージの割合が多ければ多いほどその風味も増すと言われています。 ドンマヨのソリスさん所有のコーヒー農園はラ ロマ農園をはじめとし、牧草地から開拓すること10農園を超え、コスタリカマイクロミルのパイオニア・優良生産者として世界各地へコーヒー豆を供給しています。 新しい品種や精製方法の研究も熱心に行うことで、コーヒーの国際品評会『カップオブエクセレンス(COE)』にて今回のラ ロマ農園のコーヒー豆が2020年に優勝したり、管理している他の農園も上位入賞の常連農園となっています。