生産地:パナマ ボケテ地区アルト・キエル レリダ農園
精製方法:ウォッシュド
標高:1,600~1,800m
品種:ゲイシャ種
苦味:1
酸味:4
1920年代に設立されたパナマで最も古いコーヒーの名門農園 レリダ。
日本人に馴染みのある「芸者」からその名がついたのか?と気になるところですが、この品種「ゲイシャ」は、コーヒー発祥の地であるエチオピア南西部の村『ゲシャ村』が由来とされています。
1960年代にエチオピアからコスタ リカの研究所へ渡り、パナマに持ち込まれたゲイシャ種はコーヒーの原種に最も近いコーヒー豆とされています。
収量が少なく生産が非効率だったため当時は育てる人もおらず、1970~80年代に蔓延したさび病の猛威にさらされ、世界から忘れられていました。
時は経ち1996年、現在のベストオブパナマの前身であるカッピングコンペティションが世界初のスペシャルティコーヒー品評会としてパナマで開始し、2004年のベストオブパナマに出品された他農園のゲイシャ種のコーヒーが世界から絶賛され、一気に世界へと広まったとされます。
ご縁があり2004年の品評会に出されたゲイシャ種を飲んだ当店の焙煎人が当時「これは殿堂入りするコーヒーだ」と言った予想も的中し、ベストオブパナマからゲイシャ種専門のオークション部門が出来るほどのコーヒーとなりました。
今回のレリダ農園は2001年に優勝してから2021年までの間に14度の入賞を果たすなど、パナマでも実力のある名門農園です。
ゲイシャ種の味わいの代表と言われる『ティーフレーバー』と酸味を上回る甘味と華やかなフレーバーをお楽しみください。