生産地:イエメン ハラズ地域ワディセイル村
精製方法:バレルエイジド
標高:1,700~2,240m
品種:古代ティピカ イエメニーア(イエメン新品種)
乾燥方法:アフリカンベッドにて天日乾燥
【苦味:1 酸味:2】
イエメン北西部に位置するハラズ地域。
最高標高2,240mに達するワディセイル村で急斜面の段々畑でコーヒー豆を作る村のリーダー ガーリブさん(Ghalib)。
コーヒー生産に携わること50年、いまやコーヒー作りの達人である彼の作るコーヒー豆は最高品質と謳われています。
急斜面で太陽をたくさん浴びながらも、標高が高く年間を通して気温が低いことからシェードツリー(コーヒーノキに過度な直射日光が当たることを防ぐ日陰の役割をする樹木)が不要で健康的で安定したコーヒーチェリーが栽培されます。
バレルエイジドの発酵過程では他の生産者は長くても4日の発酵日数のところを7日間という長期間の発酵期間を設けながら、過発酵によるオフフレーバー(せっかくの香りが抜けてしまうこと)を防ぐため、専用の発酵室で厳重な温度管理を徹底することで、豊潤なリキュールのような香りとフルーティーな香りをもつコーヒー豆を精製しています。
乾燥工程では、通常1日に3~4回の攪拌をガーリブさんは2時間毎に豆を攪拌し、それは乾燥が終了するまでの3~4週間毎日続けられます。
この乾燥工程ではアフリカンベッドという高さを出した平置きの棚状の台で風通しよくコーヒーチェリーを乾燥方法をとり、ムラのない均一な水分値に調整された生豆に仕上げます。
徹底した管理の下で作られるガーリブさんのコーヒー豆ではブランデーを思わせる香りやチョコレートのコク、レーズンなどフルーティーな酸味を抱えた唯一無二のコーヒーの味わいを楽しめます。