これから、最近読んだ本を気が向いたときにご紹介していこうと思います。
今回は記念すべき第1回! 前回のコラムにも書きましたが、スタッフYさんのお子さんに贈った本です。
『「手紙屋」蛍雪篇』喜多川泰 著(ディスカヴァー・トゥエンティワン)
この本は『手紙屋』という本(こちらは主人公が就職活動中の男子大学生)の姉妹本になっています。
こちらの蛍雪篇では、高2の女子高生が進路に悩んでいたところ、「手紙屋」と呼ばれる謎の人物と手紙のやりとりをしていく中で「勉強」の意味について考えていくというストーリーになっています。色々紹介したいエピソードはありますが、特に印象に残った一文をご紹介します。
勉強という道具は、『自分を磨くため』『人の役に立つため』という二つの目的のために使ったときにはじめて、正しい使い方をしたといえるのです。
「勉強は自分のため」「勉強できるに越したことはない」とついつい考えがちですが、そうではないと手紙屋は語ります。勉強はただの道具なのだと。
子どもの持つ夢と大人の持つ夢の違いについてのお話にもハッとさせられることがありました。ご興味がわいた方はぜひ読んでみて下さい。
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