寒い冬が終わり、暖かい季節がやってきます。同時に、心地よい睡眠には欠かせない羽毛布団とも一度お別れです。次のシーズンがやって来るまでの間、押入れやクローゼットに収納をすると思いますが、その際に気を付けておきたいポイントがいくつかあるので、ご紹介いたします。
●しっかりと干して湿気を取る
長期保管している間の羽毛布団の大敵といえば、“湿気”があげられます。収納する前に天日に当てよく干して、充分に乾燥をさせるのが重要です。羽毛布団は吸湿性・放湿性に優れているので、時間は午前10時頃~午後2時頃までの約2時間程度で十分です。
気をつけたい3つのポイント
1.時間
日が沈んでくると湿気が出てくるので、その前に取り込みましょう。
2.カバー
布団がわの痛みや汚れの防止になるので必ずカバーをつけて干してください。
3.叩かない
取り込む際に叩いてしまうと中身の羽毛が傷んでしまう場合があるので叩かないようにしましょう。
●布団の重ね順
押入れやクローゼットに収納する際、他の寝具と重ねることが多いと思いますが、マットレスや敷ふとん等の重いものを羽毛布団の上には重ねないようにしましょう。
住宅事情により充分な収納スペースが確保できずに、ふとん圧縮袋を利用する方も多いかもしれません。ところが長期間圧縮していると羽毛布団のボリュームが損なわれてしまうこともありますので、なるべく避けたほうが良いでしょう。
また、またビニール製の袋では通気を確保することができません。
通気性の良い袋や使い古したシーツなどにふんわり包み、防虫剤を入れてから収納するのがおすすめです。
押入れやクローゼットの中がじめじめしていると、湿気によりカビが発生しやすくなるので、収納する場所をしっかり掃除して定期的に換気することもお忘れなく。スノコを床に敷いたり、壁に立てかけたりすることで、ふとんと床や壁の間に空気の層をつくれば湿気がこもりにくくなりますよ。
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