「白日会は今春創立百周年の記念展を終えて、次の百年を目指して出発した。
写実を標榜し、「見えるものを通して見えないもの目指す」を会のテーゼと定めて、他の写実系団体と姿勢を峻別する。わが國屈指の研究団体である。目標を定めて、会に参加する若人たちは、他に類例を見ない。
大沼紘一朗君は、その中でも秀でた才能に恵まれた1人であり、若手会員の中で確かな位置を占めている。
この度、まとめて発表する幸運に恵まれ、この上さらに存在を確かなものにしていくことだろう。私が期待する由縁である。
中山忠彦 」
…光と陰をメインテーマとして、油彩で心象風景的な絵画作品を制作しています。
近年では特に、"暗がりから境界線を越えた先に待っている、光り輝く新世界へ"という、光に向かう心象を掘り下げています。苦境の中で光明を見つけだし、何かを掴んで物事が好転したときの"突破のカタルシス"。
これを鮮明に描き出すことで、鑑賞者の人生のいち場面に共鳴し、寄り添ったり背中を押したり、不退転の楔となるような、そんな作品になれれば幸いです。
‥・大沼紘一朗
〈大沼紘一朗〉1988年 山形市生まれ 日大山形高校卒/2011年 日本大学芸術学部美術学科 卒業/2012年 新生堂主催 新生展 入選/2013年 日本大学芸術学研究科造形芸術専攻 修了/第89回 白日会展 入選 (以降毎年)第45回 日展 入選/2015年 第91回 白日会展 (会友推挙 美岳画廊賞)/初個展 ‐斜光線の箱庭‐(美岳画廊)/2016年 個展 ‐まほろばの架け橋‐(渋谷東急本店)/2017年 個展 - 『 』(くうはく)の境界 –(渋谷東急本店)/2018年 個展 - 暁に鐘は鳴る - (仙台三越)、山形銀行2018年カレンダー掲載/2019年 個展 ‐ 二元世界のはざま - (美岳画廊)/2020年 第96回 白日会展 (会員推挙 関西画廊賞)/個展 ‐ 近くて遠い、遠いが近い ‐(渋谷東急本店)/2021年 個展 ‐ 新世界への入り口 ‐ (仙台三越)2022年 第4回ホキ美術館大賞 大賞 受賞/2023年 三越創業350周年MITSUKOSHI Art weeks (日本橋三越)/2024年 第100回 白日会展 (瀧川画廊賞)
現在 白日会 会員
〈受賞歴〉中山アカデミーアワード2015 奨励賞/第91回 白日会展 美岳画廊賞/第96回 白日会展 関西画廊賞/第4回ホキ美術館大賞 大賞/第100回 白日会展 瀧川画廊賞
◯大沼紘一朗 油彩画展 DRIFTー縹色の旅人ー
koichiro_onuma oil painting exhibition
2024年10月25日(金)~11月3日(日)
29日火曜定休
10:30~18:00 最終日17時
※写真「足音」530×333㍉ パネルにキャンバス、油彩
※作品一部をご紹介しています。恵埜画廊STORE→https://purple-frog-17.stores.jp/
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