今回はジーンズの裾直しの仕方で『はさみ込み』をご紹介します♪
ジーンズの裾って最初からダメージ加工してある物がありますよね?長さが合わない場合、普通はその長さになるように切ってしまうのでダメージがなくなり綺麗な裾になります。
ですが、今回ご紹介するお直し『はさみ込み』はダメージを残すお直しになります。
ご興味ある方はぜひ読んで下さい(^^)
【1枚目BEFORE画像】【2枚目BEFORE画像】【3枚目BEFORE画像】
お直し前の画像です。ダメージ加工がしてあります。
【3枚目BEFORE画像】の【ここに注目!】の所を覚えておいて下さい。特に縫い目より上の色落ちしている部分です!
【4枚目AFTER画像】
分かりますか??BEFORE画像と変わらないように見えますが・・・。
【5枚目AFTER画像】
よく見ると何かなってます!!実は裾のダメージ部分を切って出来上がり寸法の所ではさんであるんです。詳しく説明すると切ったダメージ部分の裾の生地(縫い目をほどいて凹みたいな形)に出来上がり寸法で切った生地をはさんで凹の上から最初の縫い目の跡にそって縫うという事をしています。
何枚も重ねて縫うため少し厚みが出てしまうのがデメリットかと思います。
【4枚目AFTER画像】が上手く撮れてしまって分かりにくくなってしまいましたが、実際はもう少し分かりやすいかと・・・(^-^;
【6枚目BEFORE画像】【7枚目AFTER画像】
この画像はチェーンステッチという裾の直し方の話です。『はさみ込み』をするとこのチェーンステッチはなくなり【7枚目AFTER画像】のような表と同じステッチになります。専用のミシンが必要で、残念ながら当店にはありません・・・。ご了承下さいm(__)m
※チェーンステッチとは
表は普通のステッチで裏が鎖のように編まれたような縫い目の物を言います。チェーンステッチのメリットは履いているうちにできるダメージがでやすくなる点と、伸縮性があり普通のステッチより伸びやすい点があります。
また今回はチェーンステッチがなくなる『はさみ込み』のご紹介をしましたが、チェーンステッチを残す方法の『つまみ上げ』というお直しの仕方もあります。
また機会があった時にご紹介します♪
いかがでしょうか?手間がかかる分、お直し金額は上がってしまいます(普通の裾直しの2~3倍くらい?)が元と近い感じになります!
せっかくのダメージ加工・・・残したい!と思われる方はぜひご検討下さい(^^)/