近年大規模な地震が多く、将来もそれは避けることが出来ないので自治体の補助金を活用した耐震リフォームをお勧めしています。
写真は長屋門とよばれる建物で2018年の北摂地震で被害を受けられた屋根をリフォームしています。
昔は屋根瓦を葺き土(ふきつち)という下地の土を置いて瓦を載せる工法で屋根を葺いていました。
瓦の重量が一般的な住宅屋根で約1.8~2トン。葺き土の重量が2~4トン。合計すると3.8~6トンの重量があります。
現在は葺き土ではなく木の桟(さん)を屋根に渡して桟に瓦を留める工法になっています。これだと土の重量が無いので屋根が軽くなり、地震の揺れで建物が倒壊するリスクが軽減されます。
また、屋根材を瓦ではなく金属板・スレートなどで葺けば更に屋根が軽くなります。
ただし耐用年数で考えると瓦が50~60年、金属板で30~40年、スレートで20~30年でメンテナンスは必要になります。
瓦屋根は美しく、また耐久性は他の屋根材に比べて抜きんでていますので、割れたり欠けたりしている瓦だけ入れ替えて施工することも可能です。
耐震リフォームの補助金制度は京都市だけでなく、京都府下の各自治体でもあります。
弊社では補助金の相談受付、申請業務も行っていますのでお気軽にお問い合わせください。
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