「人生100年時代」という言葉が、最近何かと話題にのぼるようになりました。長寿大国である日本において、これはもはや現実のものとなりつつあり、他人事ではありません。この「人生100年時代」という言葉は、単に長生きするというだけでなく、働き方やライフプランの立て方についても、今までとは大きく変わっていく可能性があることを示しているように思えます。
長生きすることは良いことだと思えますが、その分「老後」が長くなることを意味します。この長くなる「老後」を含めてより良く「100年」を生き抜くには当然十分な資産が必要になります。しかしながら、加齢とともに判断能力や認知機能が低下していくことは避けられないことです。
となると、こうした老後において「どのように資産を形成していったら良いのだろう」あるいは「すでに持っている資産をいかに維持・管理してくか」といった課題が出てきます。判断能力や認知機能が低下する時期においては、自分以外の人にこうした業務を支援して貰うことになるでしょう。具体的にはどのような制度があるでしょうか。