茨城県鉾田市で取り組んでいる「ほこたワガママLab」。鉾田市出身の高校生・大学生・大学院生たちが”地元で暮らす人たちのワガママを叶えるアプリをつくる挑戦”を通じて、地域に関わり続ける仕組みをつくるプログラムです。
学生たちが3つのチームに分かれて「誰のどんな課題を解決するのか」「なぜ自分たちがやるのか」「どうやってこのアプリで解決するのか」を考えてアプリの制作に取り組んできました。
ほこたワガママLabでは、”ワガママ”の定義を、日々の生活の中で本当はこうなったらいいのになと思っているけれどあきらめていること、我慢していること、心の中にしまっていること、としています。
鉾田市で暮らす人たちの”ワガママ”を可視化し紐解いていくことで、まちの課題を見つけ、地域で暮らす人たちや企業の皆さんと一緒にデジタルで解決する挑戦をしていきます。
MIT App Inventorは直感的なプログラミング環境で、子どもを含むすべての人がスマートフォンアプリを作成できます。特徴なのは初めて使用する場合でも30分以内に簡単な最初のアプリをつくれてしまうというところです。
ご存知の方もいると思いますが、スクラッチというコードを書かずにプログラミングができるものに近いイメージです。
プログラミングと聞くと、特別な知識が必要で難しいイメージがあるかもしれませんが、直感的にブロックを積み上げてつくっていくツールになります
コードを書かずに操作ができますので、特に若者たちがテクノロジーの消費からテクノロジーの創造へと移行できるようになります。ソフトウェア開発の民主化を目指しているところが、MIT App Inventorの特徴になります。
世界中の人たちが、MIT App Inventorを使って身の回りの課題解決のためのアプリ開発を行なっています。
ほこたワガママLabを通じて、皆さんが解決しようと向き合ってきたテーマは非常に難しい課題ばかりです。
発表された4つのアプリに関しては、大人たちがあきらめちゃってたことかもしれません。しかしどのチームも情熱を持って、自分たちはこの人のためになりたいんだ、何とかしたいんだという思いで、とにかく本気で向き合って活動してました。