■支援
問題解決実行サービス、ものづくり現場改善支援サービス
■企業様情報
製造業(自社工場所有、木材加工)、メーカー受注生産(対象製品の売上構成比:約40%)
■背景
製品に使用する材料を工場内と倉庫と2か所で保管しているが、以下の問題が発生している。
・工場内に生産に必要な材料がなく、生産の待ち状態が発生している
・材料の保管数量が多く、倉庫のスペースが不足することがある
・必要な材料を倉庫から出すのにフォークリフトが必要で、限られた人員しかピッキングが出来ない
・該当製品の材料は受注元からの無償支給であるのにも関わらず、注文作業を行わなくてはならなく、工数に時間がかかっている(週5時間程度)
・受注元の都合で、材料の注文数量より多く納品されることが多い
■実施内容
・過去の受注実績をもとに、一定期間受注がない品番の材料を返品(廃棄)を実施し、倉庫内 および 工場内の材料を減らす
・過去の受注実績をもとに、週単位での受注頻度が少ない品番の材料を、工場内から倉庫へ移動させる
・材料の発注方式(定期発注方式、定量発注方式)の概念を教育し、理解を深める
・受注頻度が高い品番と低い品番に分け、発注作業を効率化する。
- 頻度が高い品番は、発注点を決め、発注点を下回った材料のみ、受注数量分のみを発注する。
- 頻度が低い品番は、原則在庫をゼロとし、受注の有無のみを確認する
■実績
・材料数量2割減(見込み)
・発注作業削減(▲14時間/月)