医療関係装置の冷却シールドとして使用されている現行品は、真鍮と銅管をロウ付けして構成されており、最終的にニッケル鍍金をつけて意匠を確保して使用していた製品でした。当初は重量軽減のみを優先事項としてご希望されておりましたが、耐久性及び耐候性(真空炉内で高熱となる悪環境下で使用)の向上また、衛生面と取り扱いやすさ(清掃性改善)の観点から追加要望の末、オールステンレスの磨き仕上げが最終要求事項としてまとまりました。全ての要求事項をクリアした上納品いたしました。特にうれしいのは、エンドユーザー様から「清掃がしやすく衛生的になった」とご好評頂いたとの事で、造り手冥利に尽きるお仕事でした。